
とても良い資料が文科省から出ています。
ぜひ、チェックしてね!
文部科学省から、【国立大学等施設設計指針】・【国立大学等施設の設計に関する検討会報告書】という資料が出ています。
前回ブログに引き続きは、この2つの資料をから「設計方針」を探っていきましょう~。前回のブログを読んでから、今回のブログを読んでくださいね。
1.施設水準の向上
【国立大学等施設設計指針】と【国立大学等施設の設計に関する検討会報告書】のどちらとも、下に挙げた3つの視点を重要視しています。3つのうちの1つ「施設水準の向上」について、一緒に資料を読み込んでいきましょう~。
・教育研究空間の最適化
・施設水準の向上
・設計プロセスの改善
下の文言は、資料の抜粋です。施設の向上させるためには、どのように計画していくことが重要なのか?ということが言及されています。資料によると、以下の2つのことが重要のようですね。
・災害、事故、犯罪から利用者を守る安全性の確保
・長寿命化、省エネルギー、景観の保護等の社会的要請に配慮した環境配慮型施設へ転換
(報告書 P.6~P.7より)
施設水準は、建設された時代の社会的経済状況、関係法令、技術的基準、施工技術等によって異なる。
既存ストックを有効活用し、新たな施設需要に対応していくためには、教育研究の進展や社会的要請等に合わせて施設水準を向上させていくことが重要である。
施設水準の向上には、各国立大学等が持つ強みや特色をいかしつつ、大学等の多様性や地域の特性を踏まえた上で、災害、事故、犯罪から利用者を守る安全性の確保とともに、長寿命化、省エネルギー、景観の保護等の社会的要請に配慮した環境配慮型施設へ転換していくように計画していくことが重要である。
「安全性の確保」と「環境配慮型施設へ転換」についての具体的な内容も、ちゃんと資料で解説されています。それぞれを、見ていきましょう~。と、その前に、何が解説されいるのか項目だけ、チェックしておきますね。
・安全性の確保
①防災機能の強化
②事故防止への配慮
③犯罪防止への配慮
・環境配慮型施設への転換
①施設の長寿命化
②省エネルギー・省資源等の推進
③エコマテリアルの使用
④景観への配慮
施設水準の向上のために、計画に重要事項の一つ目「安全性の確保」の具体的な内容についての抜粋です。
①防災機能の強化


②事故防止への配慮

③犯罪防止への配慮

施設水準の向上のために、計画に重要事項の2つ目「環境配慮型施設への転換」の具体的な内容についての抜粋です。
①施設の長寿命化

②省エネルギー・省資源等の推進


③エコマテリアルの使用

④景観への配慮

2.設計プロセスの改善
資料には、実際の実務での留意事項として、企画・計画から設計、設計から施工、竣工後の運用についての「設計プロセスの改善」が示されています。
一級建築士の製図試験には、あまり関係がないと言えば関係のない内容になっています。気になる方は、直接資料を読んで見てくださいね。
資料は、下からどうぞ。
3.まとめ
前回と、今回の全2回のブログで、文部科学省から出ている【国立大学等施設設計指針】・【国立大学等施設の設計に関する検討会報告書】を、読み込んでいきました。
いかがでしたでしょうか? これらの資料を理解しておけば、製図試験の当日、きっと役に立つと思います。
また、記述のよいヒントもたくさんありましたよね。次回は、これらの資料から、記述の想定問答集をひねり出してみたいと思います。
良かったら、次回のブログも、覗いて見てくださいね。
試験まで、一か月を切りましたね。
どこまで頑張れるのか、自分の限界に挑戦だ~!がんばれ~~